心霊写真を撮る方法

カメラって機械は幽霊の姿をとるためだけに発明されたと常々思っている。いやもちろん好きに思い出を残してもらうことは構わないのだが、思い出は重いで?

心霊写真を撮るにあたり、何が必要だろうか。カメラは当然として、狙って心霊写真を撮るならそれなりの場所ってもんが必要だ。動物を写したいのにレストランに行く人はいませんわな。動物の成れの果てなら撮影できるかもしれないけど、普通は動物を撮るなら動物園です。

じゃあ霊を撮るなら霊園? いやいや、そこでちょっと考えてみるといい。自分が幽霊になったとして、あんな寂しい場所にずーっといるもんだろうか。私ならいない。ふらふらとでかけます。しかも自分は幽霊だ。人間からは姿が見えず、物は通り抜け、空だって飛んで自由に移動できる。このような条件の下、幽霊は一体どこに集まるか?


答えは簡単、女湯だ。


銭湯の息子か温泉宿の従業員にでもならない限り男は一生入れない正に現代の桃源郷、女湯。ここに行かずしてどこに行こうというのか。

一生に一枚くらいは心霊写真を撮りたいと思っている人。遠くの恐山より近場の女湯です。ガッシガッシ霊の姿をフィルムに収めてやりましょう。

ところで、こう見えてわたくし霊能力がありまして、もし撮影した写真の中に霊が写っているかどうか疑問のある方、是非ともわたくしに写真をお送り下さい。その際は怪しい写真だけではなく、撮ったもの全て送っていただければ幸いです。いえいえ写って無さそうな写真に意外と入り込んでたりするんですって。いやほんと。