鼻の命は結構脆い

物心ついた時から乗物酔いがひどい。普通自動車はもちろん、バス、船、タクシーに全力でぶん回されたコーヒーカップなど多岐にわたって酔う。調子が最悪になると電車ですら酔った事があるから驚きだ。

ちなみにこの酔う酔わないを決定する要因は、赤子時代に体を揺らされると三半規管がそれに対応して酔いづらい体質になり、揺らされずベッドの上で寝かされてばかりだと逆になる、ということらしい。どっかの国の船乗りの家系は赤子が生まれるとハンモックに乗せてすごい勢いで揺らす。揺らす。赤子泣いてもマジ揺らす。これで酔い知らずだそうな。

じゃあ僕のお袋は対して僕を腕に抱いて揺らすこともせずほったらかしの毎日だったのかと言うことになるけど、まあ揺らさなかった事は事実なんだろうが、わりかし甘やかして鼻糞が溜ってないかとよく指を入れて綺麗にしてくれたんだそうな。

結果として鼻の粘膜が弱くなり、小学校時代クラスによくいる意味もなく突然鼻血を出すやつになったことはこれっぽっちも恨んでおりません。