メタルサーガ ~砂塵の鎖~ ビジュアルファンブック (DNAメディアブックス)

なんかもうメタル熱も冷めてきたしいまさらこれ買わなくてもいいんじゃね? と思いながら片道30分の道のりを歩いて書店へ。表紙の中央にアルファの存在を確認した瞬間買い占めてやった*1。妙に値段が張るなと思ったらこれCD付属してます。CDのおまけといえば思い起こすはサターン版悪魔城ドラキュラX 〜月下の夜想曲〜 のCDに入っていたおまけフォルダ。これには開発者の愚痴やらがつめこまれているのだが、圧巻なのは壁紙である。ゲーム中の主要キャラが描かれているものがいくつか入っているのだが、その中の一枚にサキュバスを描いたものがあった。これがどうみてもおっぱいの先っちょ、一般的に言うところの淡い桜色をした先端とか膨らみの中央に鎮座しその存在を主張する突起物とか乳首とかまあとにかくそれが描かれていて、いいのかこれとか思いました。もちろんドラキュラXは全年齢推奨ゲームなのにですよ。つまりこのおまけCDにおいても同じような現象が無きにしも非ずんばであり、ドキドキしながらCDドライブにインサートを試みる。

二分くらいで夢破れた。まあメタルサーガは健全なゲームですから。男の子にバニーガールの格好をさせるくらいには。


さて本題。前ページにわたり絵、絵、とにかく絵。そして作中では得られない多少の情報や、没画に開発者インタビューなどが載っている。その名のとおりファンに向けた内容。絵は主要キャラが見開きを使った2ページ、サブキャラは1〜半ページ使った紹介となっている。なお、コスチュームを送れるキャラではグレイ博士のみ1ページ扱い。各戦車に1ページ、賞金首が1〜半ページ、モンスターが色々詰め合わせ、サブNPC達が1ページに6人、犬が見開きで4頭、その他ラフスケッチetc。絵に関してはこんな感じ。文面でざっと並べるとこんなもん? という感じだが実際こんなもんである。

思ってたよりは白いところが多いような気がするが(特に主要キャラの見開き)、こういうのはこういうもんなんだろうか? 比較対象がないのでわからん。ミカの戦闘アクション一覧みたいなのが全員載っていればもっと面白いだろうなあ。

これでしか知れないであろう設定面とか。例えばはんた15歳、ニーナ32歳、計算するとはんたを産んだの17歳で、それ以前にキョウジ一行と冒険していたことになり、若いときから働かねば生きていけないのだなあとメタルサーガ世界の生活の厳しさを連想してみたり、レイチェルがはんたより年下であることに驚愕してみたり、フォックスの姐さんが実は未成年ということを知って「嘘だろ丞太郎!?」とか叫んで遊ぶ分には価値あり。あとあんだけラシードと強さに差があるのになんでライバル扱いなんだとか思ってたムラサメの設定にちゃんと『実際には刀を持たずともラシードより強い』とか書かれててすごい納得した。

でもアルファの15歳前後の少女の設定ってのは絶対嘘だ。

興味深いのはイメージイラストのフォックスvsアルファの図。やはり生身(じゃないけど)での戦闘力はこの二人あたりが頂点なんだろうか。

一気に飛ばして宮岡寛氏インタビュー。レベルがすぐ上がるから成長の楽しみが少ないとか、高高度などの要素に対する武器が少ないためバリエーションがないとか、人間が強すぎとか、もう大体の欠点は察している様子。次回作には期待していい……んだよね?

最後にCD。PC用壁紙はパッケージ画像、全員集合、実写ポチ、ファンブック表紙の4種類。全て公式サイトでは手に入らないもの……のはず。携帯用壁紙は主要キャラと犬、そして全戦車が用意されている。スクリーンセーバーは全戦車ビューと一部キャラクタービューの二種類。ムービーは店頭プロモーション2種とTVCM(多分)の3つ。ただしどれも画質がだいぶ悪いので綺麗なのが欲しい人は注意。というかなんでFLASH

以上、大まかな感想だかレビューだかみたいなものでした。

あ、あとなんで表紙にダイダラボッチがいるんだろうとよく見たらセバスチャンだったことは秘密。

*1:意訳:最後の一冊を買い当てた