ニュースサイトのできるまで 2

というわけでガリガリ有名どころと思われる個人ニュースサイトを見て回ったわけですが、お陰で見えてきたいくつかのポイントを整理してみようと思います。

  1. 記事の傾向
  2. 記事の量
  3. 筆者の見解

まず見えてくるのはここらへんでしょうか。


記事の傾向は言うまでもない、そのニュースサイトに行けば何に関する情報が手に入りやすいのかを表したもの。

一つ飛ばして筆者の見解。いわゆる一つのコメントですね。見て回った傾向では記事の量が多ければ多いほどこのコメントの量は少なくなる傾向にあるようです。当たり前ですね、多い量の記事に一々長文コメントかいてたら日が暮れますから。本来の意味のニュースではもっとも不要なものですが、これがいらないなら毎日Bulknews - RSS Syndicationをチェックしてれば済むとも言えます。ただし、もちろんここに載らないニュースもあるでしょうから、それのみをひたすら集めることができるのならばコメントは不要としてもいいでしょう。

そして記事の量。多けりゃいいっていう意見もありそうですが、記事の傾向しだいでは、そもそもその界隈のニュースの量自体が少ない場合も考えられますし、そもそもそれだけの量の記事貼って本当に全員それ見てるのか、っていう疑問も残ります。つまり、筆者自身がフィルターとなって知らせるべきニュース、切り捨てるべきニュースを振り分けなければなりません。これは特に筆者の見解が主目的のニュースサイトの場合は顕著です。時間が限られている以上、捨てなければいけないニュースは必ず出てくるでしょう。


さて、私の頭が混乱してきたのでここで二つの要素を抜き出してみようと思います。
まず多くの記事を広い、フィルターにかけ、載せることに時間を費やす情報収集型。
もう一つはそれを更にフィルターにかけ、自分の視点で炙る事に時間を費やす情報分解型。
この二つの要素の強弱で個人ニュースサイトはできているように思いました。もちろんどちらがいいって事もないので、自分に合うほうでやればいいでしょう。


自分なりのスタイルが構築できたところで、まだ個人ニュースサイトは開けません。最も重要な記事の傾向が決まってないからです。ニュースサイトを開こう! とただ漠然と思った人がおそらく挫折するであろう最大の壁がこれです。何の情報が得られるサイトなのか?

単純に自分の好きなものを取り扱い、ってなだけじゃ難しいでしょう。9割がたその話題を取り扱ったニュースサイトは既にあるからです。例えばゲーム ニュースで検索してみましょう。ほーらこれだけ出てきます。他にも芸能人 ニュースだとかスポーツ ニュースとかも大体同じことです。今更どこに開拓の余地があるのでしょうか。残されている道は、どこの誰もニュースサイトを立ち上げようとも思わないほどのマイナーな趣味・物事を取り扱うか、どこの誰も立てない視点で物事について言及できるような頭の切れる人が立ち上げたニュースサイトだけでしょう。そのどちらもない僕に、ニュースサイト構築は不可能だということが分かりました。


結論が出たのでここら辺で締めようと思います。ご愛読頂きありがとうございました。