へくちっ

女の子のするくしゃみはたまに可愛いものがある。へくちっ、とかくちゅん、などの擬音で表されるものだ。くちっ、でもいいがこれだと別のイヤらしめの擬音にもなるので注意されたい。

実はこの可愛いくしゃみ、意識すれば誰にでも行う事が可能だ。決して生来の体質などではない。君も明日から可愛いくしゃみで、気になるあいつをノックアウトだ!

さてくしゃみとはどういう動作で行われているだろうか。まずティッシュなどで紙縒りをつくり、鼻奥を刺激してもらいたい。むずむずっとした後、息を吸い肺に空気をため、その後一瞬息を止め一気に吐き出すという動作を行っている事がわかるはずだ。この吐き出す際の空気の量が少ない時に、くしゃみは可愛いくしゃみへと変貌を遂げる。

では実際どうすればいいのか。吐き出す量を調整し減らせればいいのだがこれは難しい。くしゃみのパワーはすごく肺の中にある空気は全て出てしまう。ならば初めから肺の中の空気の量を少なくしておけばいいのではないだろうか。つまり、初めの息を吸い込む動作の時に、吸わなければいいのである。

言うだけなら簡単だがやると結構難しい。慣れないうちは失敗するだろうが、横隔膜を鍛えて是非へくちっ、を身につけて欲しい。慣れれば吸わないだけでなく、逆に息を吐きながらくしゃみに備える事すら可能だ。こうするとくしゃみを100%くちゅん、にすることが出来る。無駄な技術だが、静かなところでくしゃみをする際に結構役立ったりもする。


一応上記の事は本当で、実際僕もくしゃみを小さくできる。意識して身に付けたわけではないのでいつ自分がこの技術を身につけたのか全くわからない。もうちっとマシな事を自動的に学習してくれるといいのだがなあ。