あっ! 今度はドライバーが見つからない!

夏といえば怪奇現象の夏であるが、困った事に僕の周りには怪奇がない。昨日の夕食時に前歯から差し歯を一本落としてしまったお袋の笑顔はホラーといえばややホラーではあるが、怪奇と呼ぶには程遠い。せいぜい銀狼怪奇ファイル程度の怪奇だろう。

単純に才能だか適正だかがないってんであれば諦めもつくが、簡単に諦めきれない理由がある。というのも、父親の血筋の人間はわりと見える性質らしく、たまにそんな会話をするのだ。

「そういや、病院の非常階段のおじさんまだいた?」
「いたいた。あの人もう何十年いるんだろうね」
「いる目的忘れてるんじゃねえかなそろそろ」

従兄弟の三兄弟の兄ちゃんたちが普通にこういう会話してるのよね。一応同じ血は引いてるはずなのになんなんだこの差は。ああ嫉妬で霊が見えたなら。

やっぱり日本最大の霊場*1とかでカメラのシャッターを切りまくるくらいしか見る手段はないのかなあ。

*1:女湯