一人で騒ぎ奉る事を祭りと呼んでいいものかどうかは知らんが、とにかく一人メタルサーガ祭り。本日はメタルサーガの事しか書いてないのであしからず。

先日買ったメタサガコンプリートガイドを読みふけってて、どうにも物足りなさを感じた。具体的には文章が足らん。もっと攻略本ってのは珍文奇文妄文名文が溢れてるものじゃなかったっけか。ゲーム自体はクリアしたのに本をまた読み返してしまう、そういう本としても面白さを残してこそ真の攻略本ってもんじゃないだろうか。

と思ったところで、所詮この本はコンプリートガイドであって攻略本ではないので、そういう文章がなくて当然だと気づいた。じゃあしょうがない、ないなら自分で書こうじゃないかと思い立つのは人として当然の行動だと思いたい。

とりあえず今回は主要キャラだけ書いてみて、残りは次回以降に回すことにする。果たして書き終わるのが先だろうか、情熱が消えうせるのが先だろうか。多分後者。



主人公

賞金首を根こそぎ倒し、得た金を女(ときたま少年)に貢いで回るメタルサーガの主人公。シリーズ通りの無口で個性のない性格を通しているが、ゲームの進行具合を逐一知らせてくれる日記システムのお陰で、腕をぶった切られても冷静に日記をつけていられるくらいには強い精神力を持つ人物だと推測できる。

親に勘当されるMM1、育ての親の復讐のために旅立つMM2と比べると両親、妹に理解されながらハンターになれた一番幸福な主人公かもしれない。そのせいなのか、名前入力時に空白で決定すると入るデフォルトネーム、「はんた」を失ってしまった。不幸でなければはんたは背負えないという事だろうか。

ゲーム的には歴代の主人公と違い戦車操縦に長けていないため、レベル上げのためのサーチを使うことと、一部の逃げる敵を逃がさないための退却阻止を使う係になってしまった。メカニック、ソルジャーと運転値が大して変わらないのは彼のハンターとしての腕が弱いからなのか、たまたま仲間になるメカニック、ソルジャー達が運転に優れていたからなのかは定かではない。


キリヤ

カニックその1。公式に専用の壁紙を用意されるなど、最も愛されてるであろうキャラ。ゲーム中にもミカとは違い、ストーリー中の専用イベントを一つ貰ってたりと多少優遇されている。カールとの会話を見ると、戦車の整備くらいなら特に気を使ったりすることなくできるらしく、天才の片鱗をうかがわせている。

ブレークダウンのイベントで珍しく落ち込んだ表情を出すが、一日で回復する辺り精神的にも大人と言える。主人公にとって良き兄貴分であり続けるだろう。

ゲーム的には唯一のブレークダウンを使えるメカニック。例え相手が賞金首でも、機械系ならこれが一発入れば勝利が約束されたも同じといえる最終兵器。まともにやり合って勝てないとふんだら、思い切って一発ぶん殴ってやるといいだろう。またメカニック専用の特技、即席修理も戦闘の行方を左右するほどの効果を発揮するため、戦闘においてのメカニックはまさに要といえる存在だろう。


ミカ

カニックその2。30分で二回EDを迎えるこのゲームの、二回目の原因。メガネ、一人称ボク、ピンクのツナギ、PVで見せた隠れ巨乳とある種の趣味をこれでもかと詰め込まれた女メカニック。結婚以外にイベントがない点ではキリヤより不遇といえる。

公式サイトに主人公と約束を交わしているとあるが、これがなにであるかははっきりと明言されてはいない。少なくとも結婚を申し込んだときの台詞「うん、いいよ。それでも」から結婚する事が約束でなかった事は伺える。主人公との約束を果たすためメカニックになったミカ。約束を果たすかどうかは、プレイヤー次第である。

ゲーム的には外すと二度と覚えられないレアスキル、修理Lv1の持ち主。専用スキルツナギの天使、応援も序盤では役に立つだろう。しかし一番の目玉は専用装備電撃警棒の存在だ。賞金首以外のバイオ系の敵を麻痺させられるこの武器にかかれば、ベルディア家最強の戦士セバスチャンもただのジジイとなる。メカニック特技のクラックダウンと合わせれば、ローズ一行全員を行動不能にする事ができるのだ。恐るべきベルディアキラーと言えよう。


シャーリィ

ソルジャーその1。水着は堂々と着れるが巫女服を着ると頬を赤らめるカウガール。伝統の女ソルジャーだが、今回は接触武器は扱えず銃器専門となっている。銃は空中にも問題なく攻撃できるため、剣専門のラシードに比べれば使いやすいソルジャーといえるだろう。とはいえMSでは戦車から降りる機会が少ないため、見た目で選んでしまっても構わない。専用イベントは両者共に一つずつ。

態度や言動からガサツな性格と思われがちだが、公式サイトを見る限りでは自分をしっかり抑えることのできる大人でもあるようだ。実際ゲーム中でも父・ファングを前に何かを言いたそうにしながら押し黙る場面がある。冒険を終えたとき、シャーリィは何を目指して進むのだろうか。

ゲーム的には、先ほども触れたとおりMSでは戦車から降りる機会が殆どないためせっかくの高い攻撃力も大して発揮できず、ひたすら戦車の主砲を撃っているだけになるだろう。


ラシード

ソルジャーその2。剣の道を極めんがため空中への攻撃を放棄した漢。銃弾など当たらなければいいとの名言を吐くが、実際のゲーム画面では守備力に物をいわせて筋肉で弾丸を弾く光景の方が多く見られるだろう。

かなり腕の立つ用心棒のようで、攻撃力の上がり方が他のキャラとは一線を画している。とはいえ仲間になってからレベルを100足した程度ではどう逆立ちしてもムラサメを倒せるとは思えず、どのような手段で彼の刀を折ったのかと考えると疑問は尽きない。その他のバックについて語られることもない、謎の用心棒である。

ゲーム的には最も高い攻撃力を誇るキャラクターだが、何度も述べたように戦車に乗りっぱなしのMSでは、その攻撃力も発揮できないままに戦車の主砲をぶっ放す係となる。



アルファ

ソルジャーその3。扇風機を綺麗と評する浮遊アンドロイド。高額賞金首ティアマットを倒す事で仲間に加えることができる隠しキャラ。果たしてその実態は大破壊前のテクノロジーが生み出した破壊兵器であった。とはいえ高高度や範囲外に攻撃できないところからは、兵器としての未完成さをうかがわせる。正式名称はアルファX02D。

一見普通の少女風だが、変わったヘアバンドを身に付け、空中浮遊で移動するその姿は文字通り浮いている存在。言動も機械めいていて、戦闘時にはどこからともなくマシンガンを取り出したりミサイルを発射する姿は正に兵器。人間の命令を聞かなくなったらと思うとぞっとする限りだ。インテリアのサボテンや花各種、アクアリウムアクアテラリウムなどの生物に関する贈り物に対して「……きれい、ですね」と評価する事から、生物に対する憧憬のようなものが見て取れる。ただし、金食い虫は理解できないもののようだ。開発者のメモにはアルファが未完成であることがはっきりと書かれているが、どこが未完成であるかに関しては言及されていない。戦闘状況にならなければただの少女である彼女をどう扱うか。全てはプレイヤー次第である。

ゲーム的には高い攻撃力と、装備不可を逆に利用した素早さを駆使し全体攻撃で一気に敵を全滅させるある意味一番ソルジャーらしいソルジャー。反面防御力と運転は低いので、HPやSPには常に気を配りたい。10回戦闘不能になった場合には、目も当てられない事態が待ち受けているのだから。


犬4種

今回は柴犬、土佐犬ボストンテリアセントバーナードのなかから一匹選べるようになった犬。今までのMMでは真っ先に死んでいる事が多く、戦力としては期待できない存在だったがMSでは一変、最も高い守備力を誇り味方パーティが全滅しても立っている光景すら見られるようになった。ただし戦力としては変わらず期待しないほうがいいだろう。

選ぶ種類によって習得できる特技が変わってくるが、上手い事使ってくれるかどうかとは別問題なので、見た目で選んでしまっていいだろう。せめて能力値の上昇具合などが違っていれば、選ぶ楽しみもあったかもしれないが。