ライドウ一週目終了の感想とか

まずこのゲームは女神転生でもデビルサマナーでもないという事を忘れてはならない。あくまで葛葉ライドウなのだ。


シナリオは例のタイトルロゴを見ればわかるとおり、思いっきり昭和の特撮番組のノリである。というか実際番組風のつくりでシナリオが全12話で分割されている。盛り上がるのは10話の敵の切り札初披露の部分くらいであとは普通。


肝心のアクションによる戦闘は確実に積み重ねが足りない。とにかく爽快感を得ることは難しく、アクションの意は薄いと感じた。最大の原因はとにかく攻撃後の隙が多すぎる点。下手に強力な攻撃を出して、その隙に別の悪魔に攻撃されるよりは二回剣を振る→キャンセルガードで隙をなくして以下繰り返し、という敵から攻撃を貰わないための行動以外が取りづらい部分にある。せめて攻撃がヒットした場合のみ隙がなくなるとかそういうやり方があったんじゃないだろうか。お陰でライドウはひたすら張り付いてちまちま削るだけという戦い方になってしまっている。

銃も同じく隙がでかすぎて敵の数が多いときは安易に撃てない。こっちは引き金を引いた分金がかかるんだからもっと強力で構わないと思うんだが。あと弾丸三発が誰に当たるのかという表示が欲しかった。三体巻き込みたかったのに一体に集中とかなけるぜ。


仲魔もやや痒いところに手が届いていない。一度出した戦闘方針が毎戦闘ごとにリセットされる点とか、防御重視の作戦がないとか、何よりHPが1減ってるだけなのに回復を撃ってくれる頭の悪さとか微妙な点で損をしている。あと、やっぱり一体だけの召喚は寂しいです。


アドベンチャー部分は悪魔六種(紅蓮・銀氷・疾風・雷電・蛮力・外法)を用意しとけばどうにでもなりますという初心者万歳方式なので特になし。


とまあどうにもこうにも深い満足が手に入らなかったライドウ。練りこめば面白くなりそうなだけに残念。仲魔をもっとワンボタンで操作or指示できるようになればいいと思いました。アクションでメニューを何回も出してテンポ殺すようなのは勘弁勘弁。


ただしヴィクトルとモー・ショボーに関しては一見の価値あり。ショボーはシリーズで初めて抱きしめてぇと思わせるほど可憐でした。ヴィクトルは今すぐ頭のネジを拾ってこい