眠気まみれで思考がまとまらない

お袋の友人に食事に誘われたときの話。

お袋は健康体といえる人だった。入院はおろか病院にいくことすらない人だった。偏頭痛の気はあったが、死因とは(恐らく)関係はない。風邪も年に一度引くか引かないかくらいだ。
だが、もうこの世にはいない。

一方お袋の友人は、十年以上前にガンを患ったり、最近にも足を骨折してまだ足の調子が悪かったりと病院のお世話になることが多いらしい。あまり健康とはいえないように思う。
しかし、まだ生きている。

病院に通わないお袋は、そのせいで自分の体の変調に気付かなかったのかもしれないと友人は言う。確かに、定期的に病院に足を運ぶ人は、医者が不調を察してくれる可能性があるのかもしれない。

不健康のはずの友人は今も仕事に励み、健康だったはずのお袋はいない。この場合、病院に足繁く通う不健康な人のほうが健康で、病院を全く利用しない人のほうが不健康ということになるのだろうか?

健康って、なんだろう。