水分吸収のメカニズム

ウーロン茶が飲めなくなった。いや全てのウーロン茶が飲めなくなったわけではなく、サントリーのウーロン茶が飲めなくなった。なんか味が変だ。自分の味覚が変わっただけかもしれないが、とにかく飲めない。サントリーウーロン茶といえばこのクソ暑い時期には三日で2Lペットボトルを二本飲めるくらいには愛飲してる、殆ど水代わりの飲料だ。これが飲めなくなったのは厳しい。

現代人が何かを飲もうと思ったときは大概選択肢が発生する。例えば僕がコンビニに入ったときには、現在ノドの渇き具合で選ぶ飲料が変わってくる。それほど渇いてなければまず新商品をチェックし、興味が湧いたなら購入してみたりする。しかし渇きに余裕が無ければ真っ先にお茶のコーナーに行き、おーいお茶か生茶を取ってレジに走る。これに多少の空腹がプラスされ、かつその後に食事を取れる都合が無ければ、糖分の摂取を考えて清涼飲料水を選んだり、地方なら地方独特の飲料を買ってみたりと我々が飲料を求める際には様々な都合が絡むのだ。

しかし、大概人は最も信用を置いている飲料が存在していると思う。上記の例だとのどが非常に渇いている際に選択肢の一番上に出てきたおーいお茶や生茶がそうである。ここに選ばれる飲料は大まかに二つの特徴を持っている。一つは季節に左右されず、一年中発売されているもの、もう一つはどのお店に行っても見かける定番物であるという事。いつでもどこでもあれが飲める、という安心をその飲料に置いているのだ。

僕にとってのその中の一つがサントリーウーロン茶だった。空の胃に入れるとよくないらしいので普段は飲まないが、事前に食事をした状態なら選択肢の一番に上がる。というかこれ以外飲む気がしない。それほどまでにウーロン茶と二人三脚でやってきたのだが、ある日突然裏切られた。ウーロン茶は僕の知らぬ間にその味を変貌させてしまっていたのだ。許しがたい行為である。

とはいっても、一時期の体調不良による一時的な味覚変貌かもしれないし、あるいは愛用している店のウーロン茶がたまたま不良品だっただけかもしれない。しばらく期間も置いたことだし、店を変えてもう一度買ってみて判断するべきだろう。

これで駄目ならしょーがないので、ウーロン茶の代わりにキリンの上海冷茶にその座を明け渡すことにする。いやこれがたまたま買ってみたら、ウーロン茶の味わいとジャスミン茶の香りを組み合わせたというなかなか面白い茶だったので十分に代わりを果たしてくれるはず。味が薄いのが唯一の欠点か。

ただ怖いのは、ワンシーズンであっさり消えそうな気がするのよね上海冷茶。