朝っぱらからすごい人数が建物の中に吸い込まれるのを見送りながら

つまり宗教は既存の価値観と全く異なる価値観で構成された社会を現代社会の上に構築して、その中で現代社会の価値観に全く付いていけなかった人たちをよろしくしていく機関であるのだなあと思った。だから無闇に金ばかり集めて……という筋は通らない。だって価値観が違うから。稼いだ金を蓄えることじゃなくて、収めることが至上の喜びなんだからそこに意見したって話は通じない。むしろ俺の私の喜びを取るんじゃねえという展開になっていく。まあどこの宗教も金命、ばかりじゃないだろうけど。


宗教に息子を取られた、とか騒ぐのは的外れだよなあ。現代社会教じゃ喜びが感じられないから脱会して他の宗教に走ったわけだし。まずこの世で生きる喜びそして悲しみのことを教えてあげるべきなんじゃないだろうか。グリングリン。青空には以下略。


と宗教は心を救う機関なわけだが、残念ながら肉体は救えないという弱点がある。私の三歳になる息子がこのままでは死んでしまいます助けてくださいと訴える母親に宗教がしてやれることはない。もうちょい成長してれば君はいい子だから天国にいけるよとか悪いことしてても私が許す許したから天国にいけるよとか言って子に笑顔の一つでも浮かべさせれば親も子も精神的に救うことができるかもしれないけど、赤子とか幼児とかの言語を介せない純粋な生命とその親に関しては救うことができない。命と宗教はどこまでもべつもんだ。


宗教が肉体の保障をしちゃならない気がする。病気は悪魔だ、心をきれいに保てば病魔は来ないとか言ってても、信仰熱心な人がガンにでもかかって命を落とせば神話は一発で崩壊する。しかし病気は病原菌が〜とかやるとそれはまさに現代社会教医学部門の範疇内なのでなかなかそれはいえない。そこら辺を消化しつつ幸せを与えてくれる宗教って作れないもんかね。


そしてテスト勉強を逃避して一時間かけてこんな駄文練り固めてる俺を誰か救ってください。